私のかかっている病院は「体外受精了解書」と「顕微受精了解書」みたいなものを採卵後のお会計時に提出する事になってます。
成熟卵としては数が多めの15個が採取でき、主人の精子も量が少なめですがそれ以外は運動率も濃度もよかったので、顕微授精の書類は要らないと言われ、体外受精のみの書類提出になりました。
で。タイトルの通り。
翌日の受精状況連絡の電話で「受精障害」と言われました。
この受精障害というやつは、現在の医学では体外受精をしないと判明しません。
どんな障害かというと、
卵子側の受精障害
● 卵子を覆う透明帯の状態が、精子の侵入に適していない→(厚いとか堅いとか;)
● 卵子が未熟で活性化しない
● 卵子の前核を形成できない→(遺伝子異常とか古い…とか?!)
精子側の受精障害
● 卵子の透明帯を破る力がない→(奇形……とか;)
● 卵子を活性化させる力がない→(遺伝子異常…とか?;)
受精障害とは?原因や治療方法は?自然妊娠できるの? - こそだてハック
(上記サイトから引用し、一部加筆しています)
先生曰く、私の卵は見た目は正常なので透明帯が厚いという可能性はないです。
精子が卵子に近づこうとすると、殆どの動きが止まってしまったそうです。
イメージ的には卵の周りに見えないバリアー?の様な。
同じような症状で抗精子抗体が陽性というのもありますが、私は陰性。
陰性でも、まれに私たちのようなケースは体外受精で20件のうち1件はあるそうです。
15個も採取できたのに、受精できたのは1個だけ。
しかもその1個も一日遅れてやっと確認できて、結局分割も止まりました。
唯一救いだったのはその分割が止まった卵のグレードが2だったくらいです。
他の医院では「レスキュー顕微」なる、状況をみて途中から顕微授精へ切り替える処置をしてくれる所もあるそうですが……私の所でもできたかもしれませんが……書類がないからできなかったのかな……?
後から調べて、でもレスキューは精度が落ちる、みたいなのもあって、とりあえずそれを信じて無理矢理自分の中で納得することにしました。
でも。県で一、二を争う医院だから信じていたのに。
正直がっかりしました。
あんなに毎日がんばったのにさ。
主人が仕事中だったので一人で現実を受け止めるのが悲しくて、初めて泣きました。
うーん。ここは記録だけするブログにするって決めたんだぞ!
以下、受精障害とわかってからの治療と結果を書き残します。
・私の血液の精密検査を要請された
→全体的に栄養値が基準値を超えてはいるが、スレスレだった。
ちょっと気を抜くとすぐに栄養失調になるレベルの数値だった。
・主人の精子の精密検査を要請された
→精子の正常携帯率がたった1%だった。
(WHO基準値は4%以上)
精子は普通の検査だといつも優秀だったのに、ここにきて99%は奇形だった真実。
一年間、月6000円もするオーダーメイド漢方薬を飲んでいたのにこの数値。
私たちはタバコも吸わないし、お酒も飲めないし、肥満でもない。
週一で外食するくらいで殆ど自炊。
なんでだろう?どうしてだろう?
泣いたし、悩んだけど、15個ダメだったってことは15ヵ月間ダメだったってこと。
(原因がわかって、15ヵ月も悩まなくて済んでよかったです)
次は顕微授精を試す決意ができたこと。
主人の精子の遺伝子異常なら、もう主人との子供は無理って訳で。
でも私は主人の子が欲しい訳で。
子供ができなかった時の事も、ちゃんと考えようって思えたこと。