体外受精のなかで一番怖かったのが副作用のOHSS(卵巣過剰刺激症候群)です。
私はありがたいことに平均値より多めの採卵数(16個)だったのですが、そのおかげで最初から副作用になる可能性大でした。
採卵前は、ホルモン注射もなくなるし採卵したらもうOHSSの危険はなくなるのだろうと勘違いしていました。
(人様のブログを検索したところ、人によっては採卵前になってしまって中止になってしまった方もお見受け致しました……つらい。かわいそう。。)
ただ、もう一度言います。過去の自分に言ってやりたい。
OHSSは普通、採卵後からだ!!!
まずそこからちゃんと認識しておいた方がいいです。
採卵前からあまり必要ない心配妄想しまくり、無駄にストレスかけまくり。
ちょっとお腹が張っちゃあOHSSと大騒ぎしご迷惑をおかけし。。。(゜-゜)
採卵前のお腹の張りは多少つらいですが、卵…卵巣が一生懸命がんばってる証拠。
「ああ、偉いね、私の身体、ちゃんと薬にも反応してくれて!」
と、もっと自分の身体の素直さをほめてあげればよかったです。
さて、このOHSS。
http://www.jsog.or.jp/PDF/50/5006-135.pdf ←再掲
早い話、採卵前のホルモン投与でパンパンに膨れている卵巣が、これ以上膨れて破裂しない様に水分を血管から外へ出しちゃう現象です。
なんで採卵後にもっと酷くなるかというと。。
排卵後は高温期になるのは一般常識ですが。
どうやら排卵後も卵巣は引き続き栄養素とかホルモンとかバンバン作ってるみたいで。
採卵してしまってるので卵なんかないんですが、体的には妊娠する気満々!
着床したら速攻で赤ちゃんに色々渡したい成分を生理前まで準備してしまう。
だから、採卵後にひどくなるのです。
そして生理がくると……
「なーんだ、せっかく準備してたのに!」って愚痴りながら全部排出しはじめます。
なので、生理がくると治りはじめます。
(ちなみにOHSSのままで着床するともっと酷くなります、赤ちゃんの為にどんどん栄養水作り続けますから)
ご参考までに私の病状を記録しておきます。
・卵巣の腫れ→右が7.5㎝、左が4.5㎝
・OHSSの程度→中度
・生理を早める薬を投与してから生理が来るまでの日数→11日
・生理が来てから通常に戻るまでの日数→5~6日
採卵後2~3日で受精卵(新鮮胚)を戻さない場合は、生理を早める薬を頂くのをお勧めします……。