※注意※
・陽性判定後に書いています
・①の記事からの続きです
・出生前診断を検討されている場合、専門機関でカウンセリングを受ける事をお勧めします
■出生前診断の検査の種類
「母体血胎児染色体検査」が赤字なのは、胎児の染色体異常については流産リスクが低い割には従来の血清マーカーよりそこそこ高い確率で判定する事ができる検査だから、みたいです。
(あと、私が説明を受けた施設がこの検査を推していたから、もあるかもしれません)
それぞれ受けられる施設や周期が違うので、事前に受けられる場所だけでも確認しておくと良いと思います。
出生前診断と言っても、こんなに別々の検査だったんだ。。
この検査は受けたかった、これは要らなかった。
受けたかった検査はもう間に合わない、ここでは受けられない……。。
無知は損だなぁと今更思います。
しかも検査を受けられる時期は殆どつわりの酷い時期。
体調が悪いと人間、判断能力が落ちますね、学んだ。
検査を視野に入れてたなら妊娠前に考えればよかった。
あとエコー検査以外は全て結果がでるまで2週間くらい余裕をもったほうが無難です。
・(一般の妊婦健診でのエコー検査)
上記の表には載っていませんが、いわゆる普通のエコー検診です。
主に胎児の心拍の有無・速さや周期に沿ったサイズの確認です。
検査時間は5分くらい、最低限の確認です。
ただ、この時点でも胎児の首の後ろに浮腫(むくみ)などを指摘されて出生前診断を勧められるケースもあります。
(実際調べていたら胎児ドックを受けなくても数件おそらくこのケースで出生前診断を体験したブログを発見しました)
私の自治体の母子手帳にも「浮腫の有無」のチェック項目があったので、一応大雑把に診られてはいるようです。
・超音波検査、染色体疾患評価(胎児ドック初期)
私のカウンセリングを受けた機関では実施していないので参考リンク先の情報になりますが……。
妊娠11週~13週に受ける事ができる検査。
胎児のサイズや形状をより詳しく測定する診断。
検査時間は30分以上で、診断できる専門機関や人も少ないです。
出生前診断と胎児ドックを受けられる機関は同じ場所とは限りません。
結果は確率で表示され、非確定的な検査とされている。
・超音波検査、携帯異常検査(胎児ドック中期)
私のカウンセリングを受けた機関では実施していないので参考リンク先の情報になりますが……。
妊娠18週~22週前に受ける事ができる検査。
(この時点で異常が認められても中絶不可と思った方が無難です)
胎児の形態異常について詳しく測定する診断。
(染色体異常について調べる検査ではありません!)
検査時間は30分以上で、診断できる専門機関や人も少ないです。
出生前診断と胎児ドックを受けられる機関は同じ場所とは限りません。
結果は確率で表示され、非確定的な検査とされている。
主に心疾患や口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)や脊髄異常などを生まれる前に判定する診断です。
無脳症とかもここかなぁ……?
流石に無脳症は一般エコーでもわかるか。
大雑把な私は、主に出生前の奇形判定だと認識しました。
足が片方無いとか、腸が繋がってないとか、奇形は産まれてから判明する事が多いです。
でも、出産後すぐに整形外科手術をすれば生存できる場合もあります。
口唇口蓋裂なんかは何度も手術の必要はありますが、大人になる頃には結構きれいなお顔に治ってくれたりもします。
ただ、死ぬ気で頑張って産んだ直後に奇形を突き付けられたら相当ショックだと思うし、どんなにショックでも医師からは手術の判断を即座に決めろと迫られます。
染色体検査ではないですが、出生前に知っていれば心構えができるので、これはこれで良い検査だと私は思います。
・母体血清マーカー検査(クアトロテスト)
私のカウンセリングを受けた機関では実施していないので参考リンク先の情報になりますが……。
妊娠15週~22週に受ける事ができる検査。
……ですが、17週までに受けないともしもの中絶的にいろいろまずいのはもうおわかりですよね。
「出生前診断について①」から読んで頂ければお察しできるかと思います。。
1~2万円ほどで受けられるみたいです。
18、21トリソミー(ダウン症)・開放性神経管奇形についての検査。
母体の血液を採取して調べます。
結果は確率で表示され、非確定的な検査とされている。
・母体血胎児染色体検査
妊娠10週~22週に受ける事ができる検査。
……ですが、17週までに受けないともしもの…(以下略
21万円ほどで受けられるとの事でした。
13、18、21トリソミー(ダウン症)についての検査。
母体の血液を採取して調べます。
結果は確率で表示され、非確定的な検査とされている。
が、母体血清マーカーより確率の精度が高い、との事。
・羊水染色体検査
妊娠15週~受けられる検査。
……16、、遅くても17週までに受ける検査でしょうね。。
7万円ほどで受けられるとの事でした。
13、18、21トリソミー(ダウン症)、性染色体数的異常、その他染色体疾患についての検査。
お腹へ針を刺し、直接羊水を取り調べる。
300件に1件、羊水検査で流産する恐れがある。
また、説明会では100~200件に1件流産、まではいかなくても羊水検査のせいで早産リスクが上がり出産まで厳戒態勢で入院したケースもある、とのお話しでした。
結果はかなりの精度で、確定診断の部類になります。
・絨毛染色体検査
私のカウンセリングを受けた機関では実施していないので参考リンク先の情報になりますが……。
妊娠10週~13週まで受けられる検査。
13、18、21トリソミー(ダウン症)、性染色体数的異常、その他染色体疾患についての検査。
胎盤の成分を取り調べる。
お腹に刺す方法と、膣から刺す方法があるとの事。
説明会では「うちでは羊水より危険と判断したので行いません」との事でした。
確定診断の部類になります。
胎児ドッグと妊婦検診は何が違うのでしょうか? | 古賀文敏ウイメンズクリニック
口唇口蓋裂を受け入れられなかった家族 : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)
クアトロテスト™(母体血清マーカー検査) - 患者向け情報 | Lab Corp Japan
母体血清マーカーテストとは?検査方法や時期、費用は?診断確率は? - こそだてハック
NIPTコンソーシアム:母体血胎児染色体検査の遺伝カウンセリング
羊水染色体分析 - 患者向け情報 | Lab Corp Japan
■母体血清マーカー検査と母体血胎児染色体検査の違い
まず調べられる疾患も若干違うのですが。。
一番大きな違いは、母体の血のどこを調べるか、だと認識しました。
母体と胎児を結びつける胎盤の形成は妊娠7週頃から始まり、15週頃に完成すると言われています。
胎盤を通して母体の血中から胎児のDNAが検出されるようになります。
つまり、10週頃以降から母体の血中には母と胎児、2人分のDNAが混じるようになる訳です。
で、血清マーカーは主に母のDNAを調べて鑑定し、
母体血胎児染色体検査は胎児のDNAを調べる、
……んだそうです。
胎児の障害の有無を調べたいのに、調べる場所がずいぶん違うな、と。
その為、同じ非確定検査ではありますが血清マーカーの方が精度が落ちます。
まぁ、検査費用1~2万と21万は違いますから。。
あと母体血胎児染色検査も【非確定】には変わりないですしね。。
どう捉えるかは人それぞれだと思いました。
胎盤とは?完成はいつ頃?大きさや重さの目安はどれくらい? - こそだてハック
■ある程度同じ施設で受けられればいいのに……。
せっかく出生前診断について一通り説明を受けられたのに、理解できての第一感想がこれです。。
その検査はうちはやってない、
初期胎児エコーもやってない、てかもう遅い、
早く言ってよ。
ていうか、
カウンセリングで一ヶ月も待たされなければ、選択肢あったのに。
・・・いや。。
このインターネットがあるご時世で。
知りたい情報は血眼になって探せば見つかる、大変ありがたいご時世で。
この件に関してはちゃんと調べなかった私が全部悪いんですけどね。